ローヤルゼリーは鮮度で効果が変わる
ローヤルゼリーは「生鮮食品」といっても言い過ぎではありません。
そのため、効果を発揮するためには「鮮度が命」とも言われます。
ローヤルゼリーは、その原料の価値はおろか、品質管理や温度管理などの工程がとても大切で、非常に手間ひま掛けて製品となっていく食品です。
最近では、少しでも良質のローヤルゼリーを愛飲家に届けるため、養蜂家やメーカーは加工プロセスを研究し、日々改良しています。
そもそも鮮度が変わると、効果も変わっていくのでしょうか?
まず、鮮度を見極めるための大きなポイントは、香りと味、そして色です。
鮮度が高いものほど、酸味があるのが特徴です。
味もぴりっと刺激がある酸味ほど、良質とされ、甘さがほのかに広がります。
味が薄くなってしまうと同時に、鮮度も落ちていると考えてください。
鮮度を確かめる方法としても、味を確かめてみることが早いと言われます。
なぜ効果が落ちてしまうのでしょうか。
それは、抗酸化作用があるローヤルゼリーは、空気中の酸素と触れることで酸化が進んでいくからです。
何の食品もそうですが、酸化すると腐敗が進んだり、食品によっては毒を持つこともあります。
そのため、多くの食品は加工上、酸化防止剤というものを用いますが、ローヤルゼリーの商品には、その素材を大切に考えているため、酸化防止剤などを使用していない商品が多いのです。
そのため、酸化が進んでしまう恐れがあります。
鮮度が落ちると乳白色が褐色に変化したり、抗酸化作用が激減してまったく意味をなさなくなってしまうので、扱いには十分注意が必要です。
そういった繊細な成分であるが故の課題解決のために、メーカーは、生の成分をカプセル化したり、真空処理したりと、少しでも効力を維持するため加工方法を工夫し努力し続けているのです。
使用側として注意すべきことは、一度に摂取できるわけではありませんので、一度開封使用したら冷凍保存することが推奨されているようです。
また、鉄などのスプーンで摂取することも避けた方が良いとされます。
鉄によって酸化が起こりやすいからです。
それだけ、デリケートな食品なんですね。